薄い火星の大気を飛ぶ。空気力学、設計、飛行試験から、新しい探査のかたちを考えます。

火星の「空」を、探査のフィールドに
火星には、地球よりもはるかに薄い大気があります。その大気を利用して飛行できれば、地表を広い範囲にわたって、詳しく調べるための新しい手段になります。
大山研究室では、火星探査のための飛行機、ヘリコプタ、その他の航空機の研究を行っています。数値流体解析と実験を組み合わせ、薄い大気中での飛行に必要な空気力学や設計を探究します。
数値解析と実験、そして飛行へ
火星では、低レイノルズ数と高いマッハ数が組み合わさる、地球上とは異なる飛行条件になります。この条件での翼や回転翼の空力特性を理解し、機体の設計につなげることが重要です。
- 翼型・機体の空力解析と設計最適化
- ヘリコプタやマルチコプタの空力特性と飛行
- 飛行体の概念設計、軌道、姿勢安定性
- 風洞実験と高高度飛行試験による検証

高高度の飛行試験
JAXAの高高度気球を利用した火星飛行機の飛行試験を、2016年6月と2023年7月に実施しました。実際の飛行を通じて、解析や設計の成果を確かめています。